職務経歴書の作成術・書き方ガイド

職務経歴書の作成術・書き方

職務経歴書の基本は、企業の必要としている能力を自分が持っていることをアピールすること。

そのためには、自分が今までに培ってきた能力や経験は、細かく書き出しましょう。
新卒の場合と違い、企業側は研修などで教育して行くつもりが無いことが多いので、自分が今までにどういうプロジェクトに関わってきて、どのような実績を残したか、どのポストに昇進したか、ということを書き出した上で、その中から希望する企業の求めている人物像に重なるように選択していきます。

履歴書は手書きで丁寧に書くことが最低条件ですが、職務経歴書に関してはグラフや図などを使っても良いので、手書きである必要も特にありません。
綺麗な字を書けるのであれば、手書きの方が好印象を与えることができます。
あまり文字を書くことに自信のない場合は、ワープロで書いてもいいでしょう。

職務経歴書を書く上で気をつける点として、事務的に書いてはいけない、ということです。
アピールをせずにただ事実だけを列挙するのではなく、書類選考を通過できるように自分のキャリアを最大限に強調して書きましょう。
また、当たり前のことですが、誤字・脱字などがあった場合は、書き直すようにします。

職務経歴書で自己アピール

職務経歴書で自己アピールするために、抑えておかなければならないポイントを紹介します。
書式についてはいくつかの例を見て、書きやすくて自分のアピールを効果的にできるものを選べば良いでしょう。

職務経歴については、できるだけ詳しく書いていく必要があります。
採用担当者は、まだ会ったこともない人を書類で判断するのですから、プラスになる判断材料はできるだけ多い方がいいのです。
例えば、自動車販売会社で営業していた場合、どのような車種を専門に扱っていて、どの程度の成績を残したかということや、何か名誉な賞をもらっているのであれば、それはどの程度スゴイものなのかを説明しつつ、自分のスキルや経験をアピールしていきます。

また、転職回数が多いなど不利な条件を持っている場合は、それを補えるような内容も考える必要があります。
求人には書いていなくても、その企業がどの業界に属していて、どういうスキルが必須条件か、ということは分かるので、外資系企業なら自分の英語スキルをある程度強調して書くなどの工夫が必要です。